川越市の児童発達支援、放課後等デイサービス事業所
こどもプラス川越南大塚教室です。
8月号「脳の広場」をご紹介いたします。内容は、「子どもへ愛情を与えることのの重要さ」、「コミュニケーションスキルと自問自答の話」の2本立てとなっています。
簡単にまとめます。
★子どもへ愛情を与えることのの重要さ
・こどもの家庭環境はこどもの成長に影響を与える
・特に虐待やネグレクトは子どもの精神を弱くし、精神異常を引き起こすことが多い。
・また、幼いころの親子関係がこどものストレス耐性を決める。冷たい親子関係で育つとストレスに弱く、温かい親子関係で育つとストレスに強いという研究結果がある。
・さらに「温かい家庭で育ったマウス」と「冷たい家庭で育ったマウス」を比較する研究によると、温かい家庭で育ったマウスのほうが学習能力もより高くなり、いい親に育つことも実証されている。この結果は人間にもそのまま当てはまるのではないだろうか。
・以上のことから、子どもには愛情をかけて育てましょう。
★コミュニケーションスキルと自問自答の話
・自問自答は、自分との対話という意味でコミュニケーションの一つと考えることが出来る。
・そして自問自答が出来ると、自分自身を高めていくことが出来る。
このような内容です。
子どもへ愛情を与えることが重要であることについて、議論の余地はないと思います。
となると、子どもに愛情をかけて育ててあげる為に、「親が子どもに愛情をかけるためにはどうすればよいか」ということを考えていかなくてはなりません。
よく思うことは、「適切な育児の方法」について考えることも大事なことですが、それ以前の「適切な愛情のかけ方」について考えることがもっと大切なのではないかと思います。
子どもの為に愛情をかけて、適切な育児をしたいという気持ちは強くある。だけれども、育児の方法論を色々試してみても上手く行かない。そんな時には、もっと根本的な「愛情のかけ方」について考えていくことがよりよい育児につながることもあるのではないかと思います。
ちなみに、適切な愛し方について、分かりやすく考察されている書籍として、「愛するということ(エーリッヒ・フロム著)紀伊國屋書店」がおすすめです。名著です。