脳のひろば 2024年12月号

有酸素運動が脳に及ぼす影響

 

こんにちは。

こどもプラス川越 南大塚教室です🎅

 

今回は有酸素運動がに及ぼす影響についてお話します。

 

有酸素運動は体の成長や発達に加えて、生活習慣病の予防や改善にも優れた運動です。そして最近の研究では、有酸素運動が体だけでなくにとっても望ましい効果があり、認知機能を向上させることが明らかになっています。アメリカの大学で行われた研究では、有酸素運動の実施によって集中力や意欲、実行機能など前頭葉の能力向上がみられました。特に目標を設定、計画しそれを実行する能力である実行機能においては、運動直後の向上だけでなく、運動の継続によって持続する実行機能の向上がみられることも分かっています💪

それでは、有酸素運動はどのように脳に働きかけているのでしょうか。そこに深く関わっているのは「マイオカイン」という筋肉から分泌されるホルモンの働きです。マイオカインは脳の神経発達や記憶、学習など認知機能において重要な働きがあり、アルツハイマー型認知症やうつ病の患者の体内では、マイオカインが減少していることも知られています。つまり、有酸素運動は体だけでなく、脳機能にも良い影響を与える運動だと言えるのです。

 


 

有酸素運動にはどんなものがあるのか

 

それでは、有酸素運動とはどういった運動なのでしょうか。人が体を動かす時には、筋肉を収縮させる必要があります。そのため、筋肉の収縮に酸素を使用し長時間継続して行える運動のことを有酸素運動といいます。運動の負荷が強くなると、呼吸は苦しくなり酸素を取り込むことも難しくなると思います。そのため、有酸素運動の負荷は軽め~中程度に設定することが大切です。代表的な有酸素運動にはウォーキングやジョギング、水泳、エアロビクス、サイクリングなどが挙げられます🏊‍♂️🚴‍♂️ 人それぞれ体力には差があるので、自分にあった負荷量で実施できる運動をみつけていきましょう。

 


 

効果的な運動方法

 

有酸素運動は体だけではなく、脳にも良い影響を与えることを解説してきました。ただし、こどもの場合は、単純に運動させるだけでは脳機能が改善しないことも分かっており、こどもの脳を育てる運動には「楽しさ」と「やる気」が不可欠だと言われています。

大人でも嫌なことを無理強いされるとやる気が出ず、すぐにやめてしまうこともあるのではないでしょうか。こどもの場合はなおさらです。効果的な運動を続けるために、まずは環境づくりをしていきましょう。運動を好きになってもらうための最初の一歩は、興味を持ってもらうことです。その場の雰囲気を盛り上げたり、好きなおもちゃや音楽などできっかけを作ったりすることで、運動に興味を持ってもらいましょう😀

運動に興味が湧いてきたら、次は自信を育てることが重要です。同年代のこどもとの運動中に「悔しさ」や「劣等感」を感じてしまうと、自信に繋がらないことがあります。まずは大人が一緒に遊んで、運動の楽しさを感じてもらうとともに「今日はこれができた!」といった小さな成功体験の積み重ねを通して、やる気を引き出すことが大切です。「楽しいからまたやりたい」「うまくなりたい」と自然に運動への意欲が沸いてくると思います。

 


 

柳沢運動プログラムの効果

 

 

教室で採用している運動遊び

『柳沢運動プログラム』は、

頭からお尻、そして手や足の先まで

全身を余すところなく使った動きで構成されています🤸

 

たとえ小さな成功でも、

運動を通して経験した確実な進歩は

「自己肯定感」の獲得につながります。

「柳沢運動プログラム」は、

運動の発達を促すだけでなく、

お子さんの「自己肯定感」を高めることにつながる

運動遊びなのです!

 

 

 

 

 

今回のお話の、さらに詳しい解説や

柳沢運動プログラムについては

こちらの画像からもご覧いただけます🤗

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