脳のひろば2022年7月号

こんにちは😊

 

こどもプラス南大塚教室です⭐

 

 

 

前回の6月号の脳のひろばでは「協調運動」についてお話しました😀

今回7月号の脳のひろばでは「協調運動」に関連する「発達性協調運動障害」についてご紹介したいと思います🤗

 

私たちの日常生活やこどもたちの園、学校生活は、箸や自転車、鍵盤ハーモニカや裁縫など、たくさんの「協調運動」であふれています🤩

 

そしてこれらは最初からスムーズにできるわけではなく、何度も失敗を繰り返しながら、だんだんと上手になっていきます🙂

 

 

 

🟡発達性協調運動障害

 

「協調運動」がどうしてもうまくいかないお子さんがいます(もちろん大人もいます………)

 

手足の動きや視力、記憶能力、一つ一つの能力には何の問題もないのに、それらを組み合わせる事が苦手なのです😓

 

有名人では映画「ハリーポッター)で主人公を演じたダニエルラドクリフさんがこの「発達性協調運動障害」と公表しています🤓

 

 

🟣発達性協調運動障害のお子さんはどのような事が苦手か

 

乳児期「体がだらんとしている」「ハイハイがなかなかできない」

 

幼児期「ボールで遊びたがらない」「お遊戯が苦手」

 

小学生→「自転車に乗れない」「体育や図工、楽器の演奏が非常に苦手」など

 

「手と足を強調させて動かす」「ボールや音楽などと協調させて動かす」など

 

何かと何かを組み合わせて行う動作や活動が非常に苦手です😓

 

 

🟠発達性協調運動障害のとらえ方

 

「発達性運動障害」は精神疾患や発達障害の世界的な診断基準である「DSM-5精神疾患の診断、統計マニュアル」において以下のように定義づけられています🤗

 

「協調運動技能の獲得や遂行が、その人の生活年齢や技能の学習及び使用の機会に応じて期待されるよりも明らかに劣っている」

 

全くできないのであれば学校の先生も「あれ?」と思ってくれるかもしれませんが…すごくすごく頑張ることでできてしまう時もあるため「ほら、ちゃんとできるじゃない!これからもいっぱい頑張ろうね」と今までできなかったのは努力が足りていなかったからと見なされてしまう場合があるのです😥

 

 

🟢どのような運動、支援が有効か

 

もちろん「できないわけではない」という事は「発達性協調運動障害を理解した指導者とともに、適切なプログラムに基づいて学習していくと少しずつできるようになっていく」という事でもあります‍😀⭐

 

また、正常運動感覚経験を与えていくことが重要であると言われています👌

 

出来ない運動を何度も繰り返すのではなく、できたという経験を楽しく積み重ねていくことが大事なのです🥰

 

本教室では子どもたちの「できた」という気持ちを沢山感じてもらえるように「スモールステップ」や「選択肢のある運動遊び」等を取り入れています⭐

 

例えば…鉄棒

前回りがしたい→①すずめ🐧(自分で体重を支える)→②お布団干し☀️(逆さ感覚になれる)→③前回り

ホワイトボードなどに3種類の種目を書いてできそうなものを自分で選び、取り組んでみます🐱

 

他には…

跳び箱を跳びたい→ウシガエル🐸(手・足のリズムでジャンプする感覚を養う)→ラダー🐴(1マスずつ手・足のリズムで進む)→リバーストンに手をついてウシガエル(20センチほどの高さを手・足のリズムで飛び越えてみる)→跳び箱🐷

と1回のサーキットにステップごとの運動遊びを入れたりもします🥰

 

 

 

 

 

 

さらに詳しく知りたい方は画像の方も見てみてくださいね🐻

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